ドライヤーを使った正しい乾かし方!痛まず綺麗に仕上げるコツ

ちゃんと乾かしてるはずなのに…髪がパサついてまとまらない(泣)

お風呂上りや朝の寝癖直し、ドライヤーで髪を乾かす事は毎日の習慣ですよね。

 

その中で、ドライヤーの使い方を間違ってしまってるせいで、「髪がパサつく」「痛んでしまってる」といったお悩みを持つお客様はうちのお店でも多いです。

 

実は、髪のダメージって「熱」によるものも大きく影響してるんですね。

 

たとえどんなに健康な状態であったとしても、ドライヤーの「熱」によってダメージを負ってしまうんです。

 

ではどうすれば、ドライヤーの熱によるダメージを防ぐ事ができるのか。

 

それは「乾かし方」をマスターしちゃえば改善できますよ。

 

この記事では、ドライヤーを使った髪の乾かし方についてわかりやすく解説していきます。

 

痛めず綺麗にまとめるコツも伝授しますので、是非最後までお付き合いくださいね(^^)

 

運営者は歴18年以上のキャリアを誇る現役美容師。
「ソラの髪屋敷」のメインアドバイザーであり、髪の悩みを持つ女性に向けて情報発信をしている。
ヘアケア商品の知識も豊富で、状態に合わせた提案が得意。

 

ドライヤーを使った髪の正しい乾かし方

まずはドライヤーでの髪の乾かし方についてステップ形式で解説していきますね(^^)

 

順番はこのようになってます。

①事前にタオルでしっかりと拭きとる
②後頭部の下~前髪に向かって乾かす
③量が多い所を重点的に
④毛先を乾かしながら整える
⑤冷風をあてながら整える

 

1つずつ見ていきましょう。

①事前にタオルでしっかりと拭きとる

ドライヤーで乾かす前に、まずはしっかりと水分をふき取ります。

 

この時のポイントは

・頭皮の水分をしっかりと拭き取る
・髪の毛の水分は優しく包み込むように拭く

 

髪が濡れてる状態の場合、水分は頭皮から毛先にかけて流れ落ちていきます。

 

つまり、毛先だけ水分をふき取っても頭皮が濡れているとふたたび毛先が濡れるから意味がないんです(;´Д`)

 

なので、タオルで拭きとる際は、必ず頭皮の水分を拭き取るように心がけてくださいね。

 

そうすれば、後々ドライヤーで乾かすのが楽になりますので(^^)

 

あと、毛先を吹く時はゴシゴシと強くこすっちゃ駄目ですよ(汗)

 

髪の表面(キューティクル)に傷がついてしまって、痛んだり乾燥したりする原因になっちゃうんで。

 

必ずポンポン♪と優しく包み込むようにふき取るようにしてくださいね。

②後頭部の下~前髪に向かって乾かす

ドライヤーで乾かす時は

①後頭部下(ぼんのくぼ~襟足
②後頭部上
③横(耳周り)
④頭頂部
⑤前髪

この流れで乾かすとスムーズにいきます。

 

頭の形上、前髪や頭頂部は全体的に見て毛量が少ないです。

 

なので、これらの箇所はドライヤーをあてるとすぐに乾いちゃいます。

 

逆に、後頭部下(ぼんのくぼ周辺や耳後ろ)や側頭部(ハチ周りや耳周り)などは髪の毛がたまりやすい箇所なので、乾くのに時間がかかるんですね。

 

なので最初は、後頭部と側頭部を中心にしっかりと乾かして、そのあとに頭頂部と前髪を乾かすようにしてみてください(^^)

 

その方が乾きムラもなくなりますから、オススメですよ。

 

③量が多い所を重点的に

ドライヤーで乾かす際は、毛量が多い所を重点的に熱をあてるように心がけてみてください。

 

毛量が多い所は、水分が溜まりやすく、熱の通りも悪いです。

 

なのでしっかりめに熱をあてる事がポイントになってきます。

 

コツとしては、乾かしたい箇所の毛束を根本近くで挟み、めくってから根元に直接風を当ててあげるようにするとうまく乾きますよ(^^)

 

④毛先を乾かしながら形を整える

全体の根本~中間が乾いたら、毛先を乾かしていきましょう。

 

ここでのポイントは

・指を通しながら形を整える
・流した方向にむけて髪を動かす
・10㎝~20㎝ほど離す

 

毛先の髪は、根本や中間の部分に比べて乾きやすくダメージを受けやすい箇所です。

 

なので、必ず10㎝~20㎝ほど離して乾かすように心がけてくださいね(^^)

 

内巻きに収めたい場合は前に向かって指を通しながら。

 

後ろに流したい場合は、後ろに向かって髪を通しながら乾かしましょう。

 

ブローする場合は、毛先が70%~80%乾いた状態でやるとうまく形がつくれるので、それを目安にして乾かします。

 

⑤冷風をあてながら整える

全体的に乾いたら、最後は冷風をあてて整えます。

 

冷風をあてる事で、熱によって形付けした髪が固定されるので、動きをキープする事ができるんですね。

 

また、ダメージレベルによっては早めに冷風に切り替える事で、余計な負担を減らす効果も期待できます。

 

特に、カラーやパーマを頻繁に繰り返していたりブリーチでガッツリ色を抜いていたり、アイロンも毎日やってる状態だと髪のダメージレベルは深刻で、蒸発しやすい状態になってるんですね。

 

このような場合は、早いうちから冷風に切り替えて乾かしてあげるのがポイントです。

 

そうする事によって、無駄な蒸発を抑えて、ダメージの進行を最小限に抑える事ができます。

 

ドライヤーで髪を痛めず綺麗に乾かすコツ

次に髪を痛めずに綺麗に乾かすコツを伝授しますね(^^)

 

コツは全部で5つあります。

  • ドライヤーの距離感を調節する
  • 熱は同じ所にあて続けない
  • 手櫛で形を整えながら乾かす
  • 根元はつむじからの毛流れに沿って乾かす
  • 毛先はすこし湿らせておく

 

詳細を見ていきましょう。

 

ドライヤーの距離感を調節する

ドライヤーをかける際は、あまり近づけすぎないように心がけてください。

 

髪に近すぎると熱ダメージを受けやすくなってしまいます。

 

それによって乾燥が進み、パサつきが目立ってしまうんですね。

 

逆に離し過ぎても熱がうまく届かない為、なかなか乾きません。

 

目安としては、髪から10㎝~20㎝離した状態で、乾かす箇所や髪の状態によって距離感を調節するようにします。

 

例えば毛量が多い人やバージン毛(カラーやパーマなどを一切やってない状態)の人は、そもそも乾きが遅いので、若干近い距離で風をあてる様にする。

 

逆に毛量が少なかったりダメージが進んでる人は、乾燥しやすいため少し遠めに離した状態で風をあてる。

 

このように状態に応じて距離感を調節すれば、無駄なダメージを抑えながらスピーディーに乾かすことができます。

 

風は同じところにあて続けない

ドライヤーをかける際、同じところに風を当て続けないようにする事も大切です。

 

急いで乾かしたいがために、しばらく同じところに風をあて続ける…なんて事をやっちゃう人も多いかもしれませんが、これはかえって髪を痛める原因になってしまいます。

 

小刻みに持ち手を揺らし、反対の手で髪を動かしながら乾かすようにしましょう。

手櫛で形を整えながら乾かす

ただ乾かすだけでは、形がうまくまとまりません。

 

どのような形を出すのか事前に決めたうえで乾かすようにしましょう。

 

例えば内巻きに入れたいなら、手櫛で通した髪の毛を後ろから前に持っていきながらドライヤーをあてる。

 

後ろに流したいのなら、手櫛で通した髪の毛を後ろに流しながらドライヤーをあてるといった感じです。

 

どの部分をどのように表現したいのかによって、手櫛を通す方向も違ってきます。

 

あとからブローしたりアイロンかけたりするのなら、あまりする必要はないかもしれませんが。

 

髪への負担を軽減したいのであれば、事前に形を整えておくことがとても大切です。

 

根元はつむじからの毛流れに沿って乾かす

頭皮には必ず「つむじ」があります。

 

髪の毛はそこかららせん状に生えているんですね。

 

らせん状に生えてる髪の毛は、必ずその方向に流れるようになっています。

 

つまり、「その流れに沿って髪を流しながら乾かせば自然と落ち着く」というわけです。

毛先はすこし湿らせておく

 

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